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シアターギルド 代官山visualism 手塚眞アート映画集

visualism 手塚眞アート映画集

visualism 手塚眞アート映画集

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監督
手塚 眞
キャスト
製作年

美しさとは神秘的体験であり、それ以外に映画の道はない。


-手塚眞の映像美学-
ヴィジュアリストして独自の美意識により映画を創り続ける異端の映画作家、手塚眞。
『白痴』『ばるぼら』など国際的に評価された劇場映画の一方で、ライフワークのように創られ続けている美学的な短編映画がある。
表現主義、神秘主義、シュールレアリスム、ミニマリスム、構造主義‥‥。
あたかも美術品のような作品は、「視る」ことの原初的な恍惚を促す。
実験映画の代表作品から新たにデジタル化されたフィルム作品、未公開作、そして最新作を作家自らが「black」「blue」「white」「red」の4つのプログラムにセレクト。
観られる機会の少ない貴重なアートフィルムの特集上映会。


-手塚眞監督メッセージ-
100年前、映画は最先端のアートでした。現在、映画は消費されるだけの商品と成り果てています。
そこには脳の活性化も感性への刺激もありません。
文化が経済に追いやられている今だからこそ、もう一度映画をアートに昇華させる必要を感じています。
あえて劇場上映というスタイルで、文化の前衛としてのアート映画をぜひ体験してください。


-上映スケジュール-
※全日程、手塚眞監督によるトークショー開催!

10/21(月)
15:30~18:00 black
19:00~21:30 blue

10/22(火)
15:30~18:00 white
19:00~21:30 red

10/23(水)
15:00~17:30 black

10/24(木)
15:00~17:30 red

10/25(金)
11:00~13:30 white
14:30~17:00 red

10/26(土)
10:30~13:00 blue
14:00~16:30 black

10/27(日)
9:30~12:00 black
16:00~18:30 white
19:30~22:00 red


▼プログラム black:約2時間(上映:1時間32分、監督トーク:25分)
 『OKUAGA』(2016/FHD/20 分)
 『HINOHARA』(2022/FHD/40 分)
 『TUNOHAZU』(2021/FHD/32 分)
  監督トーク 25 分

-作品紹介-
プログラムblack 「地霊のダンス」
日本各地で、ダンス、映像、音楽をコラボレートさせる映画プロジェクト。
ドキュメンタリーでもドラマでもないアプローチで「土地」を描く表現的な連作。
 
『OKUAGA』
(2016/デジタル/20分)
出演:松崎友紀 撮影:辻健司 音楽:田口雅之
新潟県阿賀町で撮影された第1作は、ダンスとカメラの完全な即興による奇跡のアート。イメ
ージフォーラム・フェスティバル2017招待作品。

『HINOHARA』
(2022/デジタル/40分)
出演:Nourah、芹川有里、他 撮影:辻健司 音楽:赤城忠治、他
東京都唯一の村、檜原村。首都の辺境を3年に渡り取材。古代の原風景から貴重な祭りの情景
までをイメージ豊かにモンタージュしてゆく。時空や意味を映画的に超えたフリーフォームの
作品。

『TUNOHAZU』
(2021/デジタル/32分)
出演:Cay 撮影:辻健司 音楽:PHONOGENIX
「角筈」とは新宿の古名。作者が愛し続ける街、新宿をモチーフに、ダンサーの肉体を通して
描かれるフィジカルなコスモポリス論。イメージフォーラム・フェスティバル2022東アジアエ
クスペリメンタル・コンペティションノミネート作品。


▼プログラム blue: 約2時間10分(上映:1時間52分、監督トーク:15分)
 『NUMANITE』(1995/35mm→FHD/23 分)
 『NARAKUE』(1997/16mm→FHD/44 分)
 『実験映画』(1999/35mm→FHD/40 分) ※KADOKAWA
 『ダニエルとミランダ』(1996/16mm→FHD/5 分)
 監督トーク 15 分

-作品紹介-
プログラムblue 「視覚のエクスタシー」
四大元素をモチーフに連作されたシュールでありながら極めて映画的なアート・フィルム。
藤井春日のカメラ、橋本一子の音楽が繊細に絡み合い、至上の映画美学を構築している。
長編映画『白痴』(1999年)の姉妹編とも言える『実験映画』は手塚映画美学の集大成とも言
える。

『NUMANITE』
(1995/35mm→デジタル/23分)
出演:田中久美子、宮本はるえ、神林茂典、
甲田益也子(ナレーション) 撮影:藤井春日 音楽:橋本一子
「水」をモチーフにした美しい幻想譚。沼の底に棲む姉妹とその恋人の物語は、時間と共に歪
み始める。1996年ミュンヘン映画祭招待上映。クレルモン=フェラン映画祭招待上映。
 
『NARAKUE』
(1997/16mm→デジタル/44分)
出演:倉田和穂、櫻田宗久、小野みゆき、草刈正雄、ほか
撮影:藤井春日 音楽:橋本一子
「土」をモチーフにした地底の映画。映像による地獄巡りとも言える。50シーンを1カットに
繋ぐ驚愕の構造が世界でも高く評価された。

『実験映画』
(1999/35mm→デジタル/40分) ©KADOKAWA
出演:永瀬正敏、橋本麗香 撮影:藤井春日 音楽:橋本一子
「廃墟の中で一人の少女を映画に撮ること。期限は一週間。」謎の依頼から始まる映画撮影は
想像を超えた展開を見せる。永瀬正敏、橋本麗香というプロの俳優を使い、実際に一週間で撮
影された脚本の存在しない映画。

『ダニエルとミランダ』
(1996/16mm→デジタル/5分)
アニメーション:手塚眞 音楽:橋本一子
手塚眞の手書きによるシンプルなアニメーションは『NUMANITE』の変奏曲。「もし絵コンテ
が動いたら」という発想から生まれたキュートな小品。


▼プログラム white:約1時間半(上映前監督トーク:15分、上映:1時間17分)
 監督トーク 15 分(冒頭)
 『MODEL』(1987/16mm→FHD/10 分)
 『燐』(1993/16mm→FHD/3 分)
 『MIND THE GAP』(2020/FHD/24 分)
 『変容』(2022/FHD/40 分)

-作品紹介-
プログラムwhite 「フィルムの神秘」
映画のコンポジションやメカニズム、テクニックを熟知した作者による紛れもない映画の冒険

代表的な実験映画から最新のアートフィルムまで。
「Visualism」に貫かれた手塚眞の映画宇宙。映画を志す者は先ずこれを視るべきだ。

『MODEL』
(1987/16mm→デジタル/10分)
出演:Evelyn 撮影・アニメーション:手塚眞 音楽:土屋昌巳
手塚眞実験映画の初期の代表作で、写真コピーを使ったアニメーション。上下に流れるシンプ
ルな動きは次第に複雑なモンタージュを生み出してゆく。ミニマルアートのスタイルから発展
してゆくイメージの多様性。1987年ケルン・フィルムセンター。1989年ロンドン映画祭
。1990年香港映画祭。

『燐』
(1993/16mm→デジタル/3分)
出演:えとうなおこ 撮影・アニメーション:手塚眞 音楽:大津真
燐の光のような仄かなイメージをフィルムに定着。日本的な美の表現である「余白」や「移ろ
い」を映画の中で描いた動く絵画。写真のコピーのみを素材に使い、繊細なディゾルブも全て
コピー機の中で行っていることが興味深い。

『MIND THE GAP』
(2020/デジタル/24分)
出演:サヘル・ローズ、田中玲、ほか 撮影:辻健司 音楽:松岡政長
反復するフィルム・ノワール。スリリングに崩壊する構造の美学とユーモア。映画のメカニズ
ムに踏み込んで破壊し、そこから新たな美学を組み上げる力作。

『変容』
(2022/デジタル/40分)
出演:蜂谷眞未、岡田帆乃佳 撮影:辻健司 音楽:橋本一子、田口雅之
世界は変容していくのだろうか?手塚眞の最新作は世界的なパンデミックの中でインスピレー
ションを得たシリーズ作品。表と裏の同時存在、多層的宇宙、ジェンダーを超えた存在といっ
た現代的なテーマを孕んでいる。


▼プログラム red:約2時間(上映:1時間33分、監督トーク:25分)
 『PRELUDE』(1988/16mm→FHD/13 分) ※デジタル版初公開
 『謎 AENIGMA』(2021/FHD/46 分)
 『RESURRECTION』(2024/FHD/34 分) ※最新作初公開
 監督トーク 25 分

-作品紹介-
プログラム red「肉体の悪魔」
肉体と映像の過激なコラボレーションは、手塚眞が追求するもうひとつのテーマだ。
目眩く映像のタペストリーとして織りなされる夢幻的な世界は、映画のレクイエムなのか、あ
るいは次の時代へ捧げる愛のメッセージなのか。

『PRELUDE』
(1988/16mm→デジタル/15分)★デジタル版初公開
出演:今井萠、黒沢美香 撮影:円城寺哲郎 音楽:橋本一子
四大元素とテーマとした連作の第1作。「火」をテーマに、吹き上がる巨大な炎の中で亡きコ
ンテンポラリー・ダンサーの奇才黒沢美嘉が舞う。息を呑む圧巻の映像と限りなく美しい橋本
一子のピアノ。

『謎 AENIGMA』
(2021/デジタル/46分)
出演:植田せりな、Nourah、蜂谷眞未、峰のりえ、他 撮影:辻健司
音楽:GHOST HARMONIC
漢字一文字から想起されたビジョンを俳句のようにサンプルなエピソードに描いた短編集。「
幽」「玄」「杳」の三つのエピソードはそれぞれ全く趣を異にする。手塚眞が近年取り組むミ
ニマルで静的な映画の旅。

『RESURRECTION』
(2024/デジタル/34分) ★最新作
出演:稲葉怜、望月寛斗、鈴木夢生、龍崎飛鳥、inesek、RITA GOLDIE 撮影:辻健司
音楽:橋本一子、中西優、田口雅之
ギリシャ神話の女神の名前からなる「Eros」「Adonis」「Persephone」の三部作。その名の如
くエロスと地獄巡り、そして復活の祭典をアーティストとのコラボレーションにより創造。デ
ジタルの時代にあえて「肉体」のパフォーマンスを使う意図とは。


-予告篇-
https://www.youtube.com/watch?v=BWEvQQs-Swk

-Visualism オフィシャルサイト-
https://flyingfoxfilm.com/visualism/


【ご注意事項】
*開場はそれぞれ、上映開始時間の30分前となっております。
*当館は全て、自由席となっております。
*館内でドリンクオーダー可能です。上映中もご注文頂けますので、ぜひご利用ください。
*飲食持ち込みは禁止させて頂いております。予めご了承ください。

<館内対応支払い方法>
・各種クレジットカード
・Paypay、LINEpay
・Suica他電子マネー

上映作品一覧

華氏119

  • 監督:マイケル・ムーア
  • 2018
  • 上映時間:128分
  • @シアターギルド 代官山

#スージー・サーチ

  • 監督:ソフィー・カーグマン
  • 2022
  • 上映時間:105分
  • @シアターギルド 代官山

visualism 手塚眞アート映画集

  • 監督:手塚 眞
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  • @シアターギルド 代官山